RFモデルキットシリーズ JAS-39 Gripen 1/144
公開日:
:
最終更新日:2024/01/18
模型完成品
北欧の雄スウェーデンの純国産戦闘機。別名がエロゲ戦闘機。しかし件のエロゲは未プレイ。
(買ったことは買ったのだが、コピー防止プログラムのバグで起動が出来なかった。)
ダブルデルタにカナードというどこかで見たパッケージングだが、その「どこかで見た」戦闘機達とは違って限られた予算で指定された数を揃える事と一機当たりの汎用性の高さを追及しており、
機体サイズや対応兵装等にそれらが見て取れる。
HMAという聞いたことのないメーカーのキット。プラモデルはこのグリペンのみらしい。
ヨドバシで買うと一個3000円前後という物凄い値段だが、Amazonで買うと2個入りで1400円ちょっとだった。
小型軽量のパッケージングはなかなか格好良い。F-16とかと似たコンセプトを持つが、それらとはアプローチが異なっている。
小さい頃はラファールとの区別がつかなかったが、若干のステルス性能を追求しているあちらと違って
徹底的にコストパフォーマンスを追及している。
「若干のステルス」が存在するあちらと比べるとレイアウト以外は全く異なって見える。
バックビューはいかにも小型機といった感じだ。
単発で短い主翼。全幅で言えばレシプロ戦闘機よりも狭くもなる。
第四世代の戦闘機でそれだけのサイズに抑えられているのは大したものである。
上から見ると特徴がよくわかる。
主翼翼端に2発のミサイルと翼下に4個のパレット。
水際で敵の進行を止めるというコンセプトから空対地対艦全てに対応している。
そういったところでは日本と通ずるものがあるが、スウェーデンと日本の根本的な違いとして
「陸上に国境がある」というところか。そこが航続距離に違いが表れているといえるか。
飛んで行った先に着陸するところがある辺りから機内燃料タンクのサイズにそこまで気を配らなくてもいいということらしい。
しかしメインの敵はバルト海を越えてやってくるソ連だった筈だが、そこはどう考えていたんだろうか。
第四世代の雄F-15と比較してもそのサイズの差に驚く。
とにかく小型なレシプロと比較しても機体規模が大きく変わらないのは凄い。
キットは(メーカー的には)一発屋的なラインナップではあるが、それを感じさせない出来。
薄いカナードのパーツに凹凸などの一切のガイドが無いのはどうかとは思ったが、部品同士のクリアランスはしっかりしているし、
着陸、離陸姿勢を選んで作れるのはかなりうれしい。線消しもしやすく作りやすいキットだった。
出来ればAmazonで買える値段で一般に流通させてほしい。
これだけの完成度のキットを埋もれさせるのは勿体ない。Amazonに出ているのが在庫処分じゃないことを祈りたい。
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