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マスターデュエルにてやっとプラチナに上がれた話

公開日: : 最終更新日:2024/01/18 分類してもしょうがないもん

ネットの友人にモチベを掛けられてマスターデュエル参入。
リンクスで廃課金した経験があるので断り続けていたが勧誘が熱心だったので節度を持ってプレイするという誓いを立ててプレイ。
カードプールと制限が実際のOCGに近いのでランクマッチはガチデッキだらけで中々勝てなかったが、先月リアルでも使用していたEM魔術師を組めたところで漸くプラチナまで上がれたのでレポ。

デッキレシピ

※ランクマでサンボルは抜いてました。

このデッキの特徴

オーソドックスな【EM魔術師】。
優秀なP効果を持つ各種魔術師でP召喚を行い、融合、シンクロ、エクシーズと言った各種召喚方法を自在に操るデッキ。
それぞれが破壊された時の効果を持ち、この手のカードにありがちな「どこで破壊されたか」を問わない為、他のP召喚中心のデッキと比較して神の宣告などの召喚無効系カードに多少ではあるが耐性がある。
また、時空のペンデュラムグラフや紫毒の魔術師などで永続系カードを使って長期戦に持ち込みたい相手(ルーンや真竜など)の目論見を崩す事ができるなどコントロール系に対する対応力も高い。
自分の手札、フィールド、相手から受けた妨害などの状況によってアドリブが必要なデッキなので運用難易度は非常に高いデッキではあるが、
雑に回していてもリソースが凄い勢いで増えていく為、その物量を押し付けるプレイングをすれば自分のような初心者でもプラチナ帯に上がるだけなら可能かなと思う。

デッキ枚数は多いものの、
・アドベント→ペンマジ→ドクロバットジョーカー→全ての魔術師
・慧眼→虹彩→星霜→全ての魔術師
・エレクトラム→全てのPカード→アストログラフマジシャン→ペンマジの対象となったカード
という感じにカード同士がサーチでつながっており、初動札もペンマジ、アドベント、ドクロバット各3枚の9枚体制。
それらが来ないと回らないというデッキでもなく、Pモンスターの場合は最悪エレクトラムや軌跡の魔術師、
ドクロバットジョーカーの場合はそれに加えて星刻の魔術師でサーチできるのでデッキの多さの割に回し辛さは感じにくい。

その気になれば40〜41枚前後に収めること自体は可能であるものの、
・アストログラフマジシャンの効果と慧眼の魔術師の繰り返し利用によってデッキのリソースが枯渇することを防ぐ
・ペンデュラムモンスター以外の誘発やアドベントと言った展開に関係のないカードが手札に複数来ることを防ぎたい
という意図があり、あえてこの枚数にしているという点を補足しておく。
大会に出る人はさらにサイドチェンジでデッキバランスが崩れにくいようにする、初手に引けなくてもアストログラフマジシャンとエレクトラムで間接的にサーチ可能にするなど他にもデッキ枚数を多くする理由を持っているようだが、自分は上に挙げた2点以外に考えてることはありません。

エクストラデッキが不足しており、レイダーズナイトや覇王眷竜ダークリベリオン等、ありあわせのカードで数合わせをしており、これより上のティアラメンツや烙印が跋扈するランクに行くには自分がもう少し魔術師に慣れる事と深淵に潜むもの等、UR玉不足で投入できなかったカードが何枚か必要だろう。

紙との違い

最大の違いは不届な人間がFTKのパーツにしたらしく、覇王眷竜スターヴヴェノムが制限であること。
それがどのように影響があるかというと
・自分のカードを破壊できるカードの枚数が大きく減る
→自分のカードを破壊してアドバンテージを稼ぐデッキなのでその枚数が減るのは非常に厳しいものがある。
・気軽に出せる打点が2つ分減っている為、リーサルの取れる総攻撃力を展開することに苦労する。

また、これに関連して、タイタニックギャラクシーを出せなくなった。
アドを稼ぐ自然な流れで出た副産物的な存在でありながらも返しのターンの羽箒やサンボルを防げるというそれなりに重要な存在だった為、結構な痛手である。
無理をすれば出せるのだが、素材にレベル8シンクロを経由する必要があること、そのレベル8シンクロに無効化範囲がより広いサベージドラゴンが存在する事からその無理をする必要性はほとんどない。
竜剣士があればその無理が多少効きそうなものだが、イグニスターPがないので今回はタイタニックギャラクシーは完全に切り捨てる方向にした。

その穴をどう埋めたか

今回使用したのはオッドアイズ出張セット。自分がデッキ構築にいつも参考にしてる人はセレーネで相手ターン中にペンマジを出し、相手ターンを跨ぐ事で破壊枚数を増やすというプレイングをしていたが、これは今以上にその相手ターンに死なない保証を今の手札で得るという、更なるアドリブが必要でかなり難易度が高く、ギミックだけ覚えておくにとどめた。

代わりにオッドアイズバトラー、オッドアイズディゾルヴァー、オッドアイズボルテックスドラゴンの出張セットを使用。
既に通常召喚している場合はペンデュラムマジシャンの効果でこの2体を積極的にサーチする。(通常召喚していない場合はドクロバットジョーカーをサーチした方がいい場合の方が多い。)
このパーツは全てR、Nなので生成コストが低いのも魅力。(バトラーはリアルだと結構なお値段するのにね)
基本的な使い方としては

ペンデュラムマジシャンで2枚の自分のカードを破壊し、オッドアイズバトラーとディゾルヴァーを手札に。

ディゾルヴァーをPゾーンに発動。P効果で手札のオッドアイズバトラーとペンデュラムマジシャンを融合素材にオッドアイズボルテックスドラゴンを融合召喚。

墓地のオッドアイズバトラーの効果発動、Pゾーンのディゾルヴァーを破壊して自身を特殊召喚。

このオッドアイズバトラーは闇属性Pモンスターなのでスターヴヴェノムのリリースに使う事が可能。
このペンマジ一体でスターヴヴェノムのリリース素材と妨害を一つ用意できるようになる。

ただ、ペンデュラム召喚前のリンク召喚に繋げられる可能性を持ち、最悪下のスケールとして使えるオッドアイズバトラーは兎も角としてスケールは中途半端、ペンデュラム召喚も出来ないオッドアイズディゾルヴァーはダブった手札誘発以上の事故要因になった為、慣れた人はオッドアイズバトラー共々不採用でも良い気がする。

ディゾルヴァーは魔王降臨を絡めた戦闘破壊でアドを稼ぎに来た魔界劇団相手に①のモンスター効果でその計算を崩す事が出来たと言う場面があったが、そもそも場を整えた後にペンデュラムモンスターが残る事自体が稀なため、この効果を生かせるのは本当に稀なケースだろう。

採用カードについて

キーカードの一つ。

モンスター効果:破壊効果とサーチ効果のどちらもがアドに繋がる。
この効果で通常召喚前ならドクロバットジョーカーを、後ならオッドアイズ出張セットを手札にくわえる。
地属性なのでスターヴヴェノムのリリースに使えないのでリンク素材にするときは優先的に使用する。

P効果:下のスケールとして使う事も時々ある事に加え、
決して低くはないドクロバットジョーカーの攻撃力を強化する目的で全く使わない事はない。

モンスター効果:読まなくていい位どうでもいいがPスケールに貼ろうとしてモンスター効果を発動してしまう事故に注意。
スマホ版だとモンスター効果とアイコンとPスケール発動のアイコンの色が同じである上に間隔が狭く、押し間違えやすいのでそういう事故が起こりやすい。自分は一度経験済み。
光属性なので黒牙の魔術師の蘇生対象にも出来ない分、完全な無駄になるので本当に注意したい。

P効果:このデッキの根幹にかかわる部分であり、自らを破壊してアストログラフマジシャンで後続をサーチ、損失なしに星刻の魔術師の墓地送り効果を使用する、
星霜のペンデュラムグラフの効果をキックする等応用性が高い存在。
ドクロバットジョーカーや時空のペンデュラムグラフなどで最優先で手札に加えたい。
Pスケールとしての使用は自分の効果で貼り替えた方がいい場合の方が多いが、
やむを得ず奇跡の魔術師の効果でサーチした場合などで上のPスケールとして使わないことはない。レベル4がP召喚可能な必要最低限の数値にはなっている。

モンスター効果:好きな魔術師又はEMカードを手札に加える。
手出しで召喚した時だけなのでP召喚時に効果が発動しない点に注意。使いまわす場合は2,3枚目を手札に加える必要がある。
と言うか、そうである場合が多い。

P効果:P召喚するモンスターはほとんどの場合魔術師又はEMのみなのでデメリットもあってないようなもの。
デメリット効果のみなのでスケールに貼ること自体稀ではあるが、やむを得ず上スケールとして使いたい時やアストログラフマジシャンでサーチしたい時など、スケールに貼ることが全く無いわけでは無い。

モンスター効果も重要だが、このカードの最大の価値はペンマジでサーチ可能な魔術師という点。ペンデュラム召喚後にスケールに貼って破壊する事で星霜のペンデュラムグラフのトリガーにしたり慧眼の反対側のお供として使えるなど応用性は強い。

モンスター効果:狙いたいのは他にPモンスターが居るときのサーチ効果とシンクロモンスターが居るときのモンスター効果封じ。
コレでミラジェイド等の相手の除去された時の誘発効果やニビル等の手札誘発を封じることが出来る。
最低でも前者のPサーチ効果は発動するようにしたい。

P効果:頻繁に場に出るスターヴヴェノムが正規の方法でしか特殊召喚出来ない関係でこの効果で特殊召喚可能なモンスターが非常に少ない。
そもそも狙って使える効果でもなく、発動できればラッキー程度の考えでいい。

魔術師要素

このデッキのアド要素であり、メインギミックとなる。

MDではどうだったかは知らないが、紙では4年間制限カードだったため、1枚を使いまわすか時空か星霜のどちらかを諦める必要があったが、無制限カードとなったのでアストログラフマジシャンで2枚目以降をサーチしやすくなった。
こちらの現環境でも無制限カードなのでありがたく星霜時空してやりましょう。

モンスター効果:星霜と時空のペンデュラムグラフをサーチするキーカード。
慧眼の魔術師で破壊する対象として最優先で破壊したい。

P効果:魔法使い族がモンスターと戦闘するときに戦闘ダメージを2倍にする効果。
紫毒、黒牙と併せれば結構なダメージになる事があるが、それ以上に先攻1ターン目以外ならほかの魔術師と違って「相手の場の状況に関係なく」、「自分メインフェイズに」P効果を発動できるという点が重要。

キーカードの一つ。エレクトラムを絡めてEXデッキとフィールドを反復横跳びさせることで手札にカードを呼び込みつつリンク素材を調達できる。攻撃力も2500、闇属性魔法使い族なので各種魔術師のP効果でサポートできるため、アタッカーとして使うことも。

P効果
自身を破壊してデッキから星読みの魔術師を特殊召喚する。
P召喚前のリンク召喚を狙う事が可能で、上振れした強力な盤面が作れる。
反面、この効果をうららで止められると魔術師でもEMでもないカードがPゾーンに残る点に注意。
事前にドクロバットジョーカーやデュエリストアドベントを囮にしておきたい。

モンスター効果
エレクトラムでEXデッキから回収しつつ、破壊したカードの2枚目以降を手札に呼び込んでアドバンテージを得ていく。
ターン1制限がないことを利用してEXデッキとフィールドを反復横跳びさせて1ターン内に何度も効果を使う。
反復横跳びさせると相手にサレンダーされるのが欠点。

デュエリストアドベント

ペンデュラムと名のついたカードをサーチ出来る。
サーチ範囲の中には

Pスケール8虹彩の魔術師(ルール上’ペンデュラム’ドラゴン扱い)
Pスケール6竜剣士ラスターP
Pスケール2ペンデュラムマジシャン
と、このカードで上下のスケールのどちらかをこのカード1枚で調達できる為、スケール事故を起こす確率を下げることができる。

ドクロバットジョーカーなどを握っている時にこのカードにうららを撃たれれば嬉しいため、初手から積極的に発動していく。

数合わせの一枚。リアルでも鉄と鋼の意思で抜いていないカード。
ただ、相手の手札の枚数的に次の自分のターンがないという場面は多く、素早く相手のライフを0にしたいとき等に使える。
やたらとマッチングするラビュリンスで出てくる迷宮城の白銀姫を処理できる為、それなりに役に立った印象。
…少なくとも覇王クリアウィングよりは。

制限になっている関係でリアル以上にエレクトラム以外の効果を使わない。
エレクトラムとコイツでアストログラフマジシャンを反復横跳びさせる。
もし相手ターンを生き残ることがあればアポロウーサの効果をコピーして相手のモンスター効果に蓋をする、相手のフィニッシャー格のモンスターの効果を逆用するパターンも。
フィニッシャー格に見えるカードで相手から除去されてしまうことが大半で、そもそもリンク素材にしてしまうことも多いので次の自分のターンまで生きているケースは非常に少ないものの、ヴァレルロードSドラゴンに気を取られてこのカードがノーマーク。。という場面もまあ、なくはない。

このデッキの弱点

・特殊召喚封じ

ペンデュラム召喚以外で場にモンスターを展開するのが苦手なデッキなので、そのペンデュラム召喚を封じられると必然的に手が止まる。

とは言え、60枚デッキでよく見かけるミドラーシュ共々時空のペンデュラムグラフで対処出来、最悪紫毒の魔術師や黒牙の魔術師のP効果、前者ならモンスター効果で強引に相手のアタッカーを潰しにかかれるので対抗手段はそれなりに存在する。少なくとも月鏡の盾+パキケ程度の盤面ならそんなに苦にはならない。

・全体除外
場で破壊したPカードがEXデッキに行かないのでP召喚でアドが稼ぎにくくなる。
墓地を積極的に利用するデッキではないので考えて立ち回れば被害を最小限にできるが、手が鈍るのは確実。
ティアラメンツ対策からかディメンションアトラクターがメイン積みされていることが多く、遭遇率は昔に比べると高めになっている。

・盤面を崩されると巻き返しができない
昨今のデッキのように手札一枚から動けるようなデッキではないので全体除去などで盤面を崩されると巻き返しは難しい。特に単体で盤面を崩し、魔術師の効果発動も封じるアーゼウスは非常に危険。
特にスフィアモードは制圧盤面からの切り返しのためにメインから積んでいるデッキがそれなりにあり、出された後、
ドマイナーな種族と非常に高いレベル故に各種素材に使うのも難しく、対処に困った。
調弦の魔術師などトップ解決できるカードは何枚かあるものの、それらも「Pスケールが揃っている」という条件が入る為、
モンスターを全部失うとしてもPスケールだけは死守することを心がけた。

・封魔の呪印
慧眼に対して打たれた際、P効果以外に強い要素のない慧眼が使えなくなったのはしんどかった。
初心者がとりあえずで入れたカードを苦し紛れに発動したんだろうなという感じで、実際そのデュエル自体は勝利しているのだが、ガチデッキでこれを決められたらどう転ぶか分からん。
まあ、対策として避雷針並みにピンポイント過ぎるこういうカードをシングル戦主体のMDで見かけるカードではそうそうないだろうが。

・プレイングにあたってカロリーの消費が激しい
デッキの性能自体とは何ら関係のない話だが、手札や相手の場の状況でアドリブがかなり求められるデッキであり、閃刀ほどではないもののプレイングの難易度は非常に高い。
また、先攻で制圧するにしても2種のペンデュラムグラフを揃える為に慧眼で何の魔術師をPゾーンに置くか、アストログラフマジシャンで手札に加えた慧眼のP効果をいつ使うか、
自分のカードを手持ちのカードで何回自分のカードを破壊できるかをあらかじめ把握する必要があるなど(自分の)2手先を考えなければならず、
それを300秒という少ない時間で考慮し切るのはだいぶ厳しいものがある。時間切れで負けた事はないが、いつも時間切れギリギリである。

そんな感じで頭が回らなくなっていると場に
・アストログラフマジシャンとエレクトラム。バックは星霜だけ
・サベージと2素材のアポロウーサ、スターヴヴェノム。バックはやはり星霜だけ
 →後者は一見制圧盤面ができているように見えるが、実際はかなりの大穴がある。
と言う非っっ常に弱い盤面で相手ターンを回すハメになる。

戦った相手の所感

・ラビュリンス
紙でR-ACEに並ぶ流行デッキの一角で、そのR-ACEが実装されていないからなのか、はたまたシクレパック常設実装で復帰勢が流れたからなのかマッチング回数が一番多かった。
魔術師自体コントロール気味な側面があるので時空のペンデュラムグラフと紫毒で場を荒らしまった後、白銀の城ラビュリンスのハンデスと白銀の迷宮城の除去にさえ気をつければ大体どうにかなる。
迷宮城の白銀姫に耐性を付与する為なのかメイン1の段階でカードをセットしてくるパターンが多く、
時空さえ呼べればリソース削り合戦に持ち込む事自体はそんなに難しくない印象。特別相性がいいわけではないが、プラチナに上がるまでに一回しか負けなかった。
反面、先攻1ターン目から相手がガン回った時、白銀の城ラビュリンスが行う容赦のないハンデスがキツすぎる。
Pモンスターの性質上、そのハンデスを積極的に逆用できるようなデッキでもない上に初動に3〜4枚近い手札が必要なデッキなので、これが行われると挽回不可。
白銀の迷宮城でPゾーンのカードを破壊しにかかってこられるとP召喚すら難しくなってくる。
一回だけついた黒星はこれにクシャトリラ・フェンリルまでもが絡んでこちらの盤面と手札を初手から荒らされて何もできなくなったパターン。
また、メインの除去を時空のペンデュラムグラフと紫毒の魔術師に依存しており、
3000という文句なしの打点に加えて効果破壊・対象除去に耐性がある迷宮城の白銀姫に攻めあぐねる場面も多かった。

1回しか負けなかったとはいえ、実際のところ勝ったパターンは時空と紫毒で場を荒らし回って相手のリソースが枯渇するのを待つ以外では
①先攻取って制圧
②相手のスキドレを逆用
③相手のハンデスで虹彩紫毒黒牙のどれかの魔術師が落とされてハンデスが無駄に終わり、慧眼も初手にある好条件
④アストログラフマジシャン反復横跳びを見て相手が急に降参する

という運が絡んだ勝ち方をしており、特に④に関しては相手が最後まで続ける不屈の精神を持っていれば負けていたというデュエルは結構多く、
全員がそのような胆力を持っていたら勝率は大分変わっていた気がする。

・ティアラメンツ
ラビュリンスの方が人口は多かったがこちらもまあまあなマッチング率。ラビュリンスとは逆にこちらは実力で勝ったのは一回のみ。
勝つだけなら何度かしているが、その全てが相手の時間切れ。
しかも実力で勝ったという一回は先行1ターン目のアストログラフマジシャン反復横跳びを見て相手が勝手に降参という展開で実力で勝ったという言葉には(?)がつく展開。
ただ、時空のペンデュラムグラフでフィールド魔法と永続魔法を除去しにかかれること、
紫毒で相手の場を荒らしたあとに(持ってないけど)深淵に潜むもので蓋をすれば相手の展開を止められるので根本的な相性は悪いわけではないと思う。
この勝率の悪さは僕の場数の少なさが原因。

・スプライト
妨害と展開力には目を見張るものがあるが、リソース確保力に乏しい事、展開には場にレベル2モンスターの存在を要求するので1ターン目から時空と紫毒で着地狩りしていければあとはアーゼウスの成立にだけ気をつければなんとかなる。
ただ、先攻1ターン目に制圧された場合はどう立ち回ればいいか分かりません。(マッチングした時は全部先攻だった)

・ドラグマ
60枚デッキで遭遇。だがマッチングしたのはアルバゾアかトゥルギアを先行1ターン目に出すものばかりで、これらはペンマジ+紫毒(orそれをサーチできる慧眼)でカード消費0で処理出来るので爆アドの塊でしかなかった。
ただ、これらが出る過程でミドラーシュが出たりもするので攻め手が遅れる事もあり、時空が握れるかがポイントだった。
そもそもドラグマの主流はパニッシュメントで妨害して消耗した相手を上記2枚のカードで蓋をするのが主流っぽいので相性が良い相手であるかというとそうでもない気がする。

そして、これらのデッキにアタッカーとリソース確保、除去を一枚で全部兼ねるカードを与えたクシャトリラフェンリルはマジで許さん。
何故紙ではすでに禁止されているこいつを準制限で実装して大丈夫だという判断を下せたんだろう。
そんな判断ができるなら覇王眷竜スターヴヴェノムも準制限でいいじゃん

採用を見送ったカードについて

・覇王眷竜ダークヴルム
紙と違って無制限で構築初期段階では投入しており、エクシーズ素材にすれば再利用可能な素材として一定の価値があるこのカード。
しかしながら、レボリューションドラゴンを持っていない事と覇王眷竜スターヴヴェノムが制限であること、このカードがエクシーズ素材になれるモンスターが数合わせに入れた覇王眷竜ダークリベリオンと同じく数合わせに入れたレイダーズナイトしかないので使用感が全体的に微妙で全抜きした。
規制が普段より厳しいイベントで使う時は評価が変わるかも。

・竜剣士ラスターP
是非投入したいカードで実際に生成済みではあるのだが、イグニスターPが手に入らなかった関係で役割に乏しく、デッキバランスを維持するために投入を諦めた。
竜脈に潜むものや別のランク用デッキであるBFで使用予定の各種URカードもあるのでイグニスターPにUR玉を回せるのは当分後なので必然的にラスターPがデッキに投入できるのも当分後になるだろう。

・超天神龍オッドアイズレボリューションドラゴン
手札から捨ててドラゴン族Pモンスターをサーチしつつ、捨てたこのカードの効果を覇王眷竜スターヴヴェノムでコピーして使うことで相手の墓地リソースとフィールドを一掃しつつワンターンキルを狙うことができる強力なカード。
実際、かつて覇王魔術師(現在のOCG環境で活躍する覇王門の魔術師を中心とした同名デッキとは別物)で使われていたギミックではあるが、
その流れが可能なのは2ターン目以降に特殊召喚される2〜3体目の覇王眷竜スターヴヴェノムであり、MDではその覇王眷竜スターヴヴェノムが制限カード故に1枚しか使えないという事情がある。
ドラゴン族Pモンスターをサーチできる効果についても相性のいいドラゴン族がラスターP、覇王眷竜ダークヴルムしかおらず、前者はそもそもデュエリストアドベントでサーチ可能(というか上記の通りそもそも入れてない)、後者は単独でペンデュラム召喚の質も量も増やせないカードなのでこのカード自体とサーチできるカード両方の役割に乏しく、パックでの収集を取りやめた。
それ以前にURで収集しにくいという点も敬遠理由の一つ。

ドラゴン族融合S,Xモンスターを蘇生させるP効果についてはOCG環境でハリファイバーが現役の頃は覇王眷竜クリアウィングかシューティングライザードラゴンが墓地に落ちていることが多く、それらを生成させる等で有効活用できる場面もあったが、そのハリファイバーが禁止なっている現状では墓地に落ちているドラゴン族は覇王眷竜スターヴヴェノムのみであることが多く、しかもそれはこの効果で特殊召喚出来ないので活用方法がさらに乏しい。

・覇王龍ズァーク
ズァーク自体がURだしねぇ。こいつを出す場合、非常に性能の低い白翼の魔術師がメインデッキに必要という点が悩みどころ。
それにしてもアストログラフマジシャンとクロノグラフマジシャン君、出た当時からズァーク?何ソレ?みたいな使われ方してるよね。
とか記事書いてる間に僕をMDに引き込んだ人の為に1枚作っておいた。出し方は以下を参照。

オマケ:魔術師デッキでのズァークの出し方

アストログラフマジシャンやクロノグラフマジシャンの効果でズァークを出したいなら意識的に墓地に素材を集める必要があるのだが、
調弦の魔術師があればその一枚で効果とエクシーズ素材を併せて2〜3枚分の素材を調達できる星刻の魔術師が出せるので結構簡単に着地できる。
ズァーク自体の重さと白翼の魔術師という手札に来ても困るカードが必要な分、ランクマみたいなガチな対戦で使う分には微妙だが、その低性能なカードである白翼の魔術師は1体デッキにいればよく、ズァーク専用に割かなければならない枠もズァークだけなのでデッキのバランスが崩壊するほどの専用カードやギミックは必要なく、カジュアルな対戦でちょっとした遊びを入れる分には良いかもしれない。
以下は1ターンで素材を全て集める一例。必要な手札は多く見えるが、それぞれが対応するサーチカードが多いのと、重要なのは調弦の魔術師なので、それがあればルートそのものは応用可能。
先攻1ターン目でも成立するルートだが、最終盤面を見れば大体察してもらえる通りズァーク自体が爆アド献上装置と化しているので後攻1ターン目以降に狙う方がいい。
もっと言うとこのルートでニビルを受けると目も当てられないのと、以下の例のように4〜5枚の手札をフル活用して1ターンでズァーク成立を目指すよりは1ターン目に少ない手札で土台を整えて往復3ターン目以降にズァーク成立を目指す方がズァーク特殊召喚時の効果の関係もあって効果的。

必要な手札
慧眼の魔術師
調弦の魔術師
EMペンデュラムマジシャン
虹彩の魔術師

手順

・慧眼の魔術師と虹彩の魔術師をPゾーンにセット

・慧眼の魔術師のP効果で自身を破壊して賤竜の魔術師をPゾーンに置く

・P召喚。手札の調弦の魔術師とEMペンデュラムマジシャン、エクストラデッキの慧眼の魔術師を特殊召喚

・EMペンデュラムマジシャン効果発動。
虹彩の魔術師と慧眼の魔術師を破壊してEMドクロバットジョーカーとEM天空の魔術師を手札に。

・調弦の魔術師効果発動。デッキから白翼の魔術師特殊召喚。

・虹彩の魔術師効果発動。デッキから星霜のペンデュラムグラフを手札に加えて発動。

・調弦の魔術師と白翼の魔術師を素材に星刻の魔術師をX召喚。

・EMドクロバットジョーカー召喚し効果発動。デッキから慧眼の魔術師を手札に。

・星刻の魔術師効果発動。
素材として白翼の魔術師を取り除いてデッキからクロノグラフマジシャン手札に。

・EMドクロバットジョーカーとEMペンデュラムマジシャンを素材にヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムリンク召喚。

・エレクトラム効果。デッキからアストログラフマジシャンをEXデッキに。

・手札の慧眼の魔術師をPゾーンに発動。

・慧眼の魔術師のP効果発動。その時の星刻の魔術師の効果でデッキから紫毒の魔術師を墓地に送って慧眼の魔術師の破壊を止める。

・慧眼の魔術師のP効果発動。
自身を破壊してデッキから虹彩の魔術師をPゾーンに発動。
エレクトラム効果で1ドロー。
星霜のペンデュラムグラフ効果で黒牙の魔術師を手札に。

・賤竜の魔術師のP効果発動。EXデッキから慧眼の魔術師を手札に。

・エレクトラム効果発動。虹彩の魔術師を破壊してEXデッキからアストログラフマジシャン手札に。

・アストログラフマジシャン効果発動。自身を特殊召喚してデッキから虹彩の魔術師手札に。
虹彩の魔術師効果発動。デッキから時空のペンデュラムグラフ手札に。

(この時点で素材は揃っているのでアストログラフマジシャンの効果を発動すればズァークが出せるが、クロノグラフマジシャンを使って出したいのでもう少し続ける。)

・慧眼の魔術師をPゾーンに発動。

・エレクトラムと星刻の魔術師を素材に神聖魔皇后セレーネをリンク召喚。
カウンターを3つ+相手の墓地の魔法の数載せる。
神聖魔皇后セレーネ効果発動。カウンターを3つ取り除いて墓地から調弦の魔術師を特殊召喚。

・調弦とアストログラフマジシャンをリリースして覇王眷竜スターヴヴェノムを特殊召喚。

・慧眼の魔術師効果発動。デッキから黒牙の魔術師をPゾーンに発動。

・手札のクロノグラフマジシャン効果発動。自身を手札から特殊召喚し、EM天空の魔術師を特殊召喚。

・EM天空の魔術師の効果発動。このターン攻撃力3000にし、直接攻撃を可能にする。

・クロノグラフマジシャン効果発動。
自身を除外し、手札の虹彩と黒牙、墓地の紫毒と白翼を除外して覇王竜ズァークを融合召喚。

・覇王眷竜スターヴヴェノム効果発動。墓地のエレクトラムの効果をコピー。

・覇王眷竜スターヴヴェノムの効果発動。Pゾーンの黒牙の魔術師を破壊してEXデッキからアストログラフマジシャンを手札に。

・手札のアストログラフマジシャン効果発動。自身を特殊召喚して慧眼の魔術師or黒牙の魔術師を手札に

・破壊された黒牙の魔術師効果発動。墓地から星刻の魔術師特殊召喚。

・EM天空の魔術師かアストログラフマジシャンとセレーネを素材に召命の神弓-アポロウーサをリンク召喚。

・2つ前の手順で手札に加えた慧眼の魔術師か黒牙の魔術師をPゾーンに発動。
慧眼の場合はP効果発動時に星刻の魔術師の効果でEMオッドアイズシンクロンを墓地に送って破壊を阻止。
(返しのターンにスターヴヴェノム等を利用して黒牙の魔術師を手札に呼び込んで破壊→コイツを蘇生させてPゾーンの賤竜の魔術師を素材にヴァレルロードSドラゴンのシンクロ召喚を狙う。)

・もう一度慧眼の魔術師のP効果発動して紫毒の魔術師をPゾーンに置く。

・時空のペンデュラムグラフをセット

・エンドフェイズにEM天空の魔術師の残存効果でPカードを手札に。

最終盤面
手札
元々あった手札1枚+エレクトラムでドローした1枚+天空の魔術師で手札に加えた1枚

フィールド
覇王龍ズァーク
覇王眷竜スターヴヴェノム
星刻の魔術師
アポロウーサ(2素材)
アストログラフマジシャンor天空の魔術師
星霜のペンデュラムグラフ
時空のペンデュラムグラフ
賤竜の魔術師
紫毒の魔術師or黒牙の魔術師

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前回の記事を書いた時からデビューしたマスターデュエル。ただ、

マスターデュエルにてやっとプラチナに上がれた話

ネットの友人にモチベを掛けられてマスターデュエル参入。リンク

太陽の帝国、大鷲の群れに挑まんとす(ゲームジャーナル39号 真珠湾強襲リプレイpart:1)

初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる。然しながら、2年3年と

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