千値練 ダンテ レビュー
公開日:
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最終更新日:2024/01/18
分類してもしょうがないもん

人気シリーズDevil May Cryの最新作5準拠のダンテが立体化。
今までこのスケールの稼働フィギュアはDMC3準拠のダンテとDMC1準拠のダンテのみだったのだが、前者はタマが少なくて手に入らない上に造形が微妙、後者はそれに輪をかけて似てないともっぱらの評価。
その中で一番出来がいいのがコレ。
シリーズのファンではあるが実際に最高難易度DMDまでクリアしたのは難易度が低い上にアイテムでゴリ押しが効く2のDMDのみ。
他シリーズのDMDは解禁しつつも未クリアというライトユーザーなのだが、やはり格好いいものは格好いいという事で手に取りたかった。
基本こういう記事は書かないつもりでいたのだが、購入前にレビュー記事が見つからなかったので俺が先駆者になりたい。
多分時間がたてば他の誰かがレビュー記事を書いてこのブログはネットの海に消えていくだけだろうから今のうちに好きなこと書いちゃうんだから。

全体パース。
特徴的な赤いコートは裾などにワイヤーが仕込まれており、コートに表情を付けることが出来る。
また、革に似た素材で作られており、オリジナルの質感に忠実で出来がいい一方で時間経過で表面が剥けるのではないかと不安になる。

横から。
肩のプロテクターらしき部位がある分、かなりボリュームがある。

後方より。
原作では背中にドクロの装飾があり、このフィギュアでもパーツが存在するのだが、いつの間にか失くしてしまった。

バストアップ。
目と顔のシワに加えて髭もしっかり再現されている。
髭は塗装だけではなく、ちゃんと凸モールドで表現されているところが素晴らしい。

ダンテの代名詞の一つ、エボニー&アイボリー。
略し方は俺はエボアボ派。
スライドセレーションや排莢口、エボニーとアイボリーで異なっているアイアンサイトはしっかり表現されているが、スライドに描かれている筈のロゴやグリップの絵画はサイズの問題ゆえか再現されていない。

同じ1/12銃模型と比較。
正確なスケールで作られているかどうかは兎も角、アサルトライフルの機関部並みの大きさがあり、サブマシンガンのような迫力がある。
大型のマシンピストルであるM93Rよりさらに大きい。

腕の可動範囲は広いものの、伸ばした状態でクロスさせる程の可動域は確保されていないため、
ダンテがムービーでよく見せる両手クロスは肘を大きく曲げる必要がある。

エボアボの銃口はちゃんと開口されている。
当たり前のように見えて実際銃口が埋まっている付属物は多い。
前述のDMC3準拠のダンテに付属していたエボアボは空いてなかったらしい。

交換用表情の笑い顔。公式ブログの写真を見た時からチャイルドプレイのチャッキーみたいだと思っていたのだが、実際に手に取ると更にシリアルキラーか何かにしか見えない。非常に不気味だ。

ダンテの代名詞その2、出るたびにデザインが変わる魔剣リベリオン。
こちらもまた非常に出来がいい。
今作では1におけるフォースエッジみたいな立ち位置になってしまったが、ダンテの代名詞と言って異論をはさむ人はいないだろう。

背中に背負わせるには剣の背面のパーツを外し、ダンテの背中に仕込まれているジョイントを引き上げる。

その背中のジョイントにリベリオン側のダボ穴を差し込むことで背負うことが出来る。
背中に背負う仕組みは1作目からの謎だが、弾切れしないエボアボ共々深く考えない方がいいのだろう。

関節の保持力は高く、リベリオンを持った状態でポーズを付けられる。
また、足が大きいのと全身の関節はかなりフレキシブルに動く為、台座無しでもポーズによっては自立する。

そしてリベリオンの進化形態、魔剣ダンテ。
個人的な好みを言うと有機的過ぎるデザインがあまり好みでなくて4までの魔剣スパーダやリベリオンみたいな格好良さは感じない。
まあ、時間が経てば見方も変わるだろうか。
この魔剣ダンテの存在が父スパーダを越えた証として扱われているのだが、DMC2の時点でスパーダが倒せなかった覇王アルゴサクスを倒していて、その時点でスパーダを越えているのではなかったのか。(というかDMC2の目的がそれじゃなかったか)
過去の偉業も無かった事にされたのだろうか。

上で酷評した魔剣ダンテだが、かなりフィギュア映えする見た目ではあると思う。ポーズを付けると見た目以上に迫力が出る。
柄の根元がかなり細いので破損に注意。

もちろんこのサイズと重さを支えるだけの保持力はある。
特にこの重さを手首の関節だけで保持できるのは素晴らしい。
経年劣化でそうならなくなる可能性はあるが、当分先の話とみていいだろう。

背負う仕組みはリベリオンと同じ。
ダボ穴が開いているパーツに取り換えてダンテ側のジョイントに差し込む。

ドライブの構え。
魔剣ダンテになると操作が全体的に複雑になる。
リベリオンではボタン一つで出せる技がスティックとの組み合わせで出すようになっており、そしていくつかの技は格ゲーみたいなコマンドとの組み合わせで出す必要があり、咄嗟に出せなくなる。
ドライブもそのうちの一つで左スティック後方→前方+剣攻撃でやっと出せる。
DMC1時代の単純すぎる操作性はどこへやら、動かしやすい初心者向けキャラとしてネロが登場して以降、ダンテは上級者向けという趣が強くなった。

上で格ゲーを引き合いに出したが、今のところ風神ステップ程複雑なコマンドは無い。
とはいえ、近い将来、技を一つ出すのに風神ステップみたいなコマンドを要求する技と最速風神拳みたいなコマンド入力の是非で技の性能が変化する技が出るんじゃないか。。。というのは考えすぎだろうか。
システム的に面白いとは思うが、出来ればそうならないで欲しい。
しかし、クイックドライブ(剣攻撃の後すかさずドライブ)とかネロのEX/MAXアクト(剣攻撃後の特定のタイミングでLT、MAXアクトはその特定のタイミングが1Fしかない)みたいに既にその兆候があるのも確か。

DMC5ではバージルが絡むので珍しくこういう感じに感情をむき出しにする場面がある。
宿敵を倒して精神的に余裕がある2と4ではそういう場面は無かったが、流石に兄であり、いくつかの騒動の発端だったバージルを前にして普段通りとは行かなかったのだろう。

最後にfigmaと大きさ比較。
初代BRSと頭一つ分の差があり、同じ位のサイズ感のフィギュアと並べると大きく感じる。
ただ、ダンテの身長は180cm超なので違和感があるかと言うとNoに近い。

非常に高価なフィギュアではあるが、値段分の価値はある。
ダンテそのものの出来もそうだが、付属品の妥協のない出来が素晴らしい。
特にリベリオンの出来に感動する。
付属物も多く、プレイバリューも十分であり、オススメだ。
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