KSC M945 レビュー

当てつけに有休を取って作った連休の二日目。先日友人と会ってM16を探し、エアガンショップでCz75を欲しがったりもした。
ただまあ、そのときに「本当に欲しい物が何なのか考えた方が良いんじゃない？」と言われ、本当に欲しいS&Wオートを探しに探した。
大和のガンショップに「KSCは諦めろ」とまで言われても探し、ネット在庫を探しに探し、電話をかけまくった。

サイトは更新しろ。特にネットショップ併営のサイトは。

電話をかけまくってると、売れてるけどサイトは更新してないとか、何年も前に売れたとかそんな回答をする所が多かった。
ウチの会長が常々言ってるけど、サイトは会社の最高の看板だから更新しろと言っているのだが、本当にその通りだと思った。
で、諦めかけてた所で見つけたある一店舗に電話した所「まだ置いてますよ」の一言。その一言に歓喜し、横浜の自宅からアメ横へ飛んだ。

店についてからショーケースにある事を確認して「S&WのM945のスケイルドブラックをください。」とちょっと格好付けて言った。

「ああ、さっき電話した人ですか。」と気付かれたのがちょっと恥ずかしかった。

で、買ったのがM945。
写真はPSVで撮ろうと思う。いつもは携帯かデジカメで撮ってるんだけど、カメラは全部試したい。
特に携帯はMACに繋げても一度外部ストレージに移動させないと写真を取り込む事が出来ないので面倒じゃない方法があるなら試したい。

かなり汚れている。「新品ですよ」とは言われたがちょっと疑ってる。

写真は既に開封してあるが、説明書を入れている袋は未開封だった。
ま、まあ、未開封品って言う中古品もあるくらいだし？

かっけえええええ！！！！

S&WのオートはPC356で目覚めたが、このガバメントの王者の風格を更に強くしたこの強面が何とも言えない。
が、警告カードが邪魔で開けてすぐの感動は少なかった。

やっぱPSVは駄目だ。明るさ調整が出来ないのであまりきれいに写らない。
多少面倒でも携帯から撮る事にしよう。

ってことでココからは携帯。

箱だしの外見。スケイルセレーションはネットで見てたら何だよコレと思ってたけど、実際手にしてみると格好良い。
実際コレ向けられたら怖いだろうなあ。

上の写真では上手く映らなかったロゴを撮影。

ビーバーテイルが特徴的。ハンマーはリングタイプ。
サムセフティは指を掛けやすく延長してある。

ハーフコックも完備しているが、この位置でも撃てるのはいかがな物か。

フルコック状態。この位置で撃てる。ハーフコックでも撃てるけど。

同じパフォーマンスセンター製だからかマガジンキャッチがPC356にかなり似ている。ハイグリップで握りやすいようトリガーガードの付け根が抉られている。（多分）
トリガーは３ホールタイプで、感動するくらいトリガープルが軽い。
小指で少し力を入れるだけで引けてしまうほど。

サムセフティはアンビタイプになっており、左手でも操作できるが、最初の数十回は壊れるんじゃないかって位硬かった。
サイトの形状はカスタムガン然としているが、サイト越しの視界が狭いので少し狙いにくい。MEUやサムライエッジの視認性の広いサイトに慣れている分余計狙いにくい。

反対側はこの通り。S&Wのロゴがすげー格好いい。
グリップは木製に見えるがプラスチック製。

チャンバーには45ACPの文字。この穴は何でしょう？

弾丸を叩く所がメッキ加工されており、かなり格好良い。
この辺はマルイには絶対にない。

ここで専用工具を使ってホップを調整する。

マガジンは薄型で大体15発入る。ステンレス製なのかな？
外で連射してもあまり冷えなかった。

工具が無くてもココまで分解可能。
この後15分くらい元に戻せなかった。インナーバレルに入っている特徴的なブッシングも紹介したかったが、元に戻せなくなるのが怖くてこれ以上分解できなかった。

スライドオープンした状態。
かなり後ろまで後退する。

同じパフォーマンスセンター製のハンドガンと比べる。
どちらも僕好みの外見。

ガバメントとの比較。やはりクローンモデルの為かフレーム周りはガバメントの面影がある。

外で撃ってみたが、MEUよりも飛ばない。暗かったので弾道を見た訳ではないので、ホップが弱いのかただ単に元々こういう物なのかは不明。
水面を撃ってまっすぐ飛ぶかどうかを確認したが、かなりばらつきはある感じ。
明るい所でもう少し撃ってから実射のレビューを改めてしてみたい。
明後日友人がサバゲに誘ってくれるのでそこに持って行く予定。
※使用したのでページ最下層に追記
しかし、実用を考えていないのでスペアマグは買っていない。もう打ち切ったら終わりと言う割り切った使い方をする。

まあ、高いなりに外見は良く出来ているが、KSCをネットで調べたり、同社のナイトホークを持っている友人の話を聞いているとかなりネガティブなコメントを受ける。
実用を考えずにスペアマグを買わなかったのもそう言う所。
でもまあ、ガスは入れやすく、見た目大きさが対して変わらないMEUのマガジンよりもガスが結構入る。
実は結構実用できるのではないか。でも高いから傷物になったらへこむだろうなあ。

年内の大きい買い物は今度出るハイキャパの電動で最後と決めていたので、コレを買った分、ハイキャパを買う事は出来なくなり、冬場のメインアームはAKしか使えなくなった。
でもまあ、これはずっと探してた物だからね。後悔はしてない。

実用は考えないとか言ったが、グリップとサイト位は変えたい。
グリップが前方向に大きくて握りにくいのと、サイトもカスタムモデルに慣れてるからそっちにしたい。
コレクション用だから余計に自分好みのカスタムにしたいんだよね。まあそう思いたい。

買ったからと言って取り付けられる技術も無い訳だけど。

でもまあコレだけは言える。

こんな銃は二度と買わないだろう。

よく考えたらこの銃買うお金でM16買えたじゃん…

2016/11

サバゲーでの使用感について
結論から言うと論外な性能だった。古いから今の銃と比べるのは失礼なのは解るが、とてもサバゲーで使える性能ではないと感じた。
まず威力。0.4J。10歳用の電動ガンBoysと同じ。初速も似たようなもので弾道を眼で追うことが出来るくらいに悲しい。
ノーホップだと目の前で放物線を描くのでとても18歳以上用の性能とは思えない。

解るだろうか。弾を撃った相手に目で見てから回避される悲しさを。
アフターパーツも殆ど無いので性能向上を図るのはほぼ絶望的。
観賞用の域を出ないだろうというのは率直な感想である。

最近身辺整理の為に私物をかなり減らした際、銃もいくつか手放した。
この銃もそのうちの一つで手元にはないが、模型として考えたらやはりほれぼれするディテールだったのは間違いない。
もう一度手に取りたいとは思わないが、この銃の存在がCz75の購入に踏み切ったのは間違いなく、メーカーの技術力がしっかり上がっているのは良く解った。

やはりこの出来で絶版のままにするのは勿体ない。
STiの方が知名度が高いだろうから商売事情にも厳しいだろうけど、機会があればシステム7化によってS&Wファンの期待に応えて貰いたいと思う。